すぐさま、制服が乱れた女の人が保健室から出てきた。 「あんた………覗いてたでしょ。最低っ!!」 さっきの声とは全然違う低めの声で女の人はあたしにキツく言った。 「こんなやつ………」 女の人が片手を振り上げる。 殴られる………… あたしはギュッと目を閉じた。 「………あ、冷雅ぁっ!!」 目を開けると、女の人の手を握りしめる小沢くんがいた。 助けて、くれたの?