ーーーーーー次の日、 「ユズ!お待たせ」 昼休み、私は康輝くんを食堂の近くにあるベンチに呼び出していた。 康輝くんはあたしの隣に座って、あたしの方に顔を向けた。 優しい笑みを向けられて、一瞬告白を断ることに迷いがうまれたけど、 言わなきゃダメだ。そう自分に言い聞かせて、息を吸った。 「…あ、あのね、康輝くん。私やっぱり」 康輝くんとは付き合えないよ。 そう言おうとした時、 「ユズ」