「勝手にしてろ………」




「あ、小沢くんまってよー」




それだけ言うと、そのまま小沢くんは何処かへ行ってしまった。




「……っいったぁ………」




小沢くんが居なくなると、急に擦りむいた膝と手のひらが痛くなってきた。




「ほ、保健室行こう。」




あたしは痛む足を引きずりながら保健室へ行った。