昨日の付き合ってる宣言からさっきの出来事に至るまでを説明する藍楽に、
「藍楽は豹せんぱいとラブラブなんだね」
「違ーうっ!! 朗楽ラブラブ違うから!!」
出来上がったホットケーキを食べに現れた天と朗楽も加えた3人が愚痴に付き合ってやることに。
難しい話や長い話はわかんない4歳児の要約に藍楽は大人気なくブチ切れる。
「だってチューしたんだろ。ラブラブはチューするって……」
「誰にそんなこと教わったの!」
「…………」
マセたことを言ってのける弟に藍楽はそれを教えた根源に怒りを露わにすれば……、
「皇兄!?」
「ちげぇよ!!」
無言で朗楽が見上げた視線の先に思わず声を上げた。
身に覚えの無いことを吹っ掛けられ、皇楽は藍楽以上に声を張り上げ返している。

