「失礼な 俺だって友達くらいいますー なっ、えーっと… 君、名前は?」 いきなり鈴木くんが 隣にいた男子を捕まえて 話しかけた。 「えっ! あ、オレ 牧田龍(マキタリュウ)だけど…」 「ほーらっ 俺にはなー 龍っつう友達がいんだよ!」 「いや、今友達にしたっしょ」 「てか、鈴木くーん 牧田くん困ってるよーっ?」 「そんなことはない! 龍は俺の味方だ!」 「大丈夫。 オレ平気だから。 つか三人ウケるし」 「牧田くん、 鈴木くんをよろしくね?」 「ははっ、 任しとけ」