亮は弟さんに会ってからすごく不機嫌に
『なんで亮、そんなに怒ってるの?』
え、喧嘩してないの?
まじわかんねぇ
なに?
この弟さんが喧嘩したのを忘れてるとか?
「今、お前に会いたくないから帰れ」
会いたくないって…
弟だよ?
あたし一人っ子だから分からないけどさ
兄弟ってもう少し…ねぇ
『あー…彼女さんをとられると思ってるんだね「帰れ」わかったよ。また今度ね彼女さん」
そう言って、
弟さんは帰って行った
なんだったんだ
「ねぇ、なんであんな態度とらなくても…」
久しぶりに会ったのに
「…」
黙ったまんまじゃわかんないよ
「っ!…痛い亮!」
握ってる手を思いっきり力を強められた
握力どんだけあるんだよってききたくなるくらい握られた
我慢できずに声に出してしまった
「ごめん…」
亮は謝った
ねぇ、亮。
わかんないよ
話してよ
そう言いたかったけど亮の謝った言葉を聞いたら聞いちゃいけない気がして
聞けなかった
初めてのデートって
こんな辛いの?
寂しいって
思っちゃうの?
もっと楽しいものじゃないの?
「あいつには近づくな」
ん…?
急に話してビクッてなってしまった
「どうして?」
あたしは亮の一言で固まった
「あいつが…
遊麻だから」
は?
え、ちょ
えええええ?!
なんで教えてくれなかったんだよ!
サイン貰えばよかったあああ
「なんで教えてくれなかったの!?」

