『ごめんなさい』か…。 この言葉ほど 辛いものはないな。 俺はその場にしゃがみこんだ。 俺の恋は…終わった。 「おい、大丈夫か?」 「あぁ、ダメージは大きいけどな。」 こいつは俺の親友。 仲川隼人(なかがわはやと)。 そして俺は 池上瑛保(いけがみあきほ)。 女みたいな名前だから 下の名前が 俺は大っ嫌いだ。 「俺さ、 もうあきらめるよ。」 「お前それでいいのか?」 「あぁ…。」 「そっか…。」 俺の恋は今幕を閉じた。