重なり合う視線・・・ 甘い空気・・・ 近づいてくる直也くんの顔・・・ 直也くんとあたしとの距離はもう五センチぐらいしかない。 もしかしてもしかして・・・ キスしちゃうの・・・? 自意識過剰になっちゃうけどあたしはそう悟りぎゅっと目を瞑った。 その瞬間。 「ぉい、バカ!押すんじゃねー!!」 誰かの声が聞こえて、その方向に顔を向けるとクラスのみんながわっと倒れ込んでいた。 漫画かよ!!! とツッコミたくなるような光景・・・