みんなと楽しくお喋りをしてると教室のドアが開いた。


「あ・・・」


いつも見とれてしまう彼の姿、この胸のドキドキときゅんとしめつけられる思いにはまだなれない。


「お!おはよ直也ー!」


直也くん、あたしの・・・


「おはよ。」


好きな人・・・


((抱きつきたい))


そんな言葉があたしの頭の中によぎった瞬間、もうあたしの体は動いていた。


「なおやくんッ!おはよーッ!」


細くて抱きつきやすいウエストに後ろから抱きつく。

みんなはいつもの事のようにみている。

加藤くんと直也くん本人以外あたしが直也くんが好きってしっているから。