「なんであたしだけ帰らされるのー!?」

「まあ、色々あるのよ。」


美羽も仲間外れされてるらしい。

色々って・・・
なんなんだよー!


「んじゃね美羽、また明日〜」


美羽の背中を無理やり押して教室から出そうとしてる夏目を見ていたら急に夏目と目が合った。


「直也くん!美羽と帰ってあげてよ!」

「・・・別にいいけど。」


冷たく言う俺だけど心の中ではガッツポーズ。


「んじゃね〜」


夏目に見送られて肩を並べて歩く。当然その間には結構距離があって、何だか少し悲しくなった。


「「・・・」」


さっきから黙ったまんまで

会話がねぇ・・・。