ガタッと座っていた椅子で音をたてて立ち上がった。 駄目だ、これ以上美羽といたら心臓爆発する。 「んじゃな」 「うん、」 ―ガラガラッ 「はぁ〜。」 ドアを閉めた瞬間力が抜けて座りこんだ。 「あら、どうしたの?具合悪い?」 やべ、保健の先生だ。 「何でもないっす。」 一言いって少し美羽を気にしつつ急いで教室に戻った。