いつもの様に電車に乗って帰る彼を見ていた。
いつもの駅で彼が降りる。
私も彼の後ろをついて降りる。

暗い暗い帰り道。
あなたの後ろをただひたすらについていく。

━━愛してる━━

ずっと呟きながら彼を家まで見送るの。

私の愛しい人。

名前は“神埼 レオ”
性別はもちろん男
身長182cm
体重65kg
趣味はバスケ
好きな言葉は下剋上
年齢は17歳の高校2年生
私と同じ年齢なの。
部活はバスケ部
時期キャプテンと噂される位上手。
朝は毎日6時に起きて朝練に行って、帰りは8時頃に家に着く。
遅い時は9時。
家族構成はお母様と彼の2人家族で母子家庭。
だから、寄り道はしないでいつも真っ直ぐ家に帰る。

彼の1日の基本的な生活は
6時~起床
6時5分~着替え&洗面
6時10分~自分より早く行くお母様の為に朝食を作る。
6時30分~お母様と朝食
6時50分~皿を洗う
7時~お母様出勤。帰りは次の日の午前3時
7時10分~洗濯物を干す
7時20分~登校
8時~学校に到着
8時5分~HRが始まって授業が始まる
16時30分~部活動始
19時~部活動終
19時20分~帰宅
20時~家に着く。
20時30分~遅めの夕食
21時~風呂など
22時~娯楽
23時~勉強
24時~就寝

愛しくて愛しくてたまらない最愛の人。
私はこれを1週間かけて調べ上げた。

彼の見送りを始めたのは1ヵ月位前。

なのに、まだ気付いてくれない。
本当に鈍いんだから困ったものね。

早く私の存在に気付いて。
彼の口から早く「愛してる」と言って欲しい。

そんな事を思っているといつの間にか彼の家の前まで来てしまっていた。

━いけない。彼を見るのを忘れてた・・・。こんなんじゃまだ彼に気付いてはもらえそうにないね。私がもっと愛してあげなくちゃ━

彼が家に入ったのを見て私は名残惜しそうに彼のいる部屋を見上げ
━━愛してる。ここに居るから早く気付いて・・・。━━
そう言い、自分の家へと帰った。