新婚二年目のジョセフとマリアはワイキキビーチに向かって車を走らせた。
車には二人がお気に入りの歌をかける
「この歌最高だわ。」
マリアは興奮した。
「そうかい?」
ジョセフは作家をしている。
まだあまり売れていないが彼は頑張っている
「今日はハネムーンだわ。いっぱい楽しむわ。」
ハイテンションのマリアはまさに肉食系
対照的なジョセフは大人しく会話をあまりしない。
「もうすぐであのビーチだわ。」
その時、
「ちょっと~」
そう言いながら両手を振る二十代のカップルが居た。
「どうしたんだろ。」
ジョセフは小さく言葉を発し、車を停めた
「なんで?止めないでよ」
二人きりの生活を楽しみたいマリアからすれば、他の人と共にする行為は嫌がった
「ワイキキビーチまで行きたいんだけど、車乗せてくれない?」
二人組にジョセフは普通に何の変哲も無く潔く乗せた。まさに紳士的行動で。
でもマリアが嫌そうな顔をしたのに気付いたカップルの男の方が「シャネル、降りろ。もういい。」強気な口調で言った。
「なんで?乗せてくれるのよ」
でも男の方が強引に車から女を引きずり出した
その光景にすこし動揺したジョセフは急いで車を発進させた