俺が恋したお嬢様




「あ、あの…」


「んー…」


寝返りをうち、肩まで布団を被り直す。



「あの…起きて下さい…」


「…………えっ?」


ガバッと体を起こし、声がした方へ向くと、制服姿の女の子が立っていた。



「……………」


誰だっけ…?


頭が働かない。



「お、おはようございます…!」


ぼーっと見つめていると、恥ずかしそうに挨拶された。