「とりあえず、キス禁止です!!いいですね!?」 「無理!!」 「だったら翔くんのこと、嫌いになりますよ!?」 「…うっ」 俺が逆らえないようなこと言うなんて! 雪乃の方が意地悪だ。 俺が反論出来ないのが分かったのか、雪乃は嬉しそうに笑って校舎に入って行った。 「キス、抑えるんだった…」 ハァ〜…と溜め息が零れた。