「悠斗、お前帰ったらどうだ?次、当たるだろ?」 つーか帰ってくれ。 雪乃と二人で過ごしたい。 「…分かったよ。じゃあね、雪乃」 「はい」 俺の考えが伝わったのか、悠斗はすぐ高等部に戻ってくれた。 「翔くんは戻らなくても大丈夫なんですか?」 「あぁ、それより行こう」 どこに?と言いたそうな雪乃の手をひき食堂を出る。 食堂にいる間、他の学生からの視線と男子が雪乃を見ている視線を感じて嫌だった。