「翔くん、どうしました?」 「ん?なんでもないよ」 「そうですか?じゃあ早く、中に入りましょう!」 俺の手を引っ張り、色々な魚を見て回る雪乃。 本当、子供で可愛い。 「わ〜…可愛い」 ペンギンに見とれてる雪乃。 俺はズボンのポケットから携帯を取り出した。 カシャ―… 「えっ?あ!何、撮ってるんですか!」 「何って雪乃だよ」 「いや〜!消してくださいよ!」 「嫌だよ。折角、可愛い雪乃撮れたのに」 そう言うと顔を赤くした。