俺にカサカサと近づく足音。 まだ少し遠目だけど あぁ…やっと…君に会えるのか。 今日は君がくるのが とても長いかったようで とても短かったようで… ゆっくりゆっくり 足音のするほうへ振り返る。 ……しかしそれは …待ちわびた赤ずきんの ものでは無かった。 よく聞くと足音は複数で 手には猟銃。 あぁ、そうか。 もしかするとコイツらは 赤ずきんを助けに 狼退治に来た猟師なのか。