帰り道。

アタシの策略は
無情にもぶち壊されてしまいました。



アタシの前を歩いているのは

アキラ君と中津ハルト。


アタシの隣にはシホ。



........ありえない。


いや、シホと並んで帰れるっていうのは嬉しいよ?ほんとに。

でもでも!
アタシったら、完璧お二人さんのこと、邪魔しちゃってませんか?

してますよねハイ。



アタシは、心から二人への謝罪の気持ちを込めて





中津ハルトの背中に
鉄拳を少々おみまいしました


「い゙っっっ!」

といううめき声が聞こえた気がしたけど、空耳かな♪ははは








それからしばらくして

「またね〜」


いつもシホとアキラ君と別れる駅に着いた。


シホとアキラ君は電車。

アタシは家が近いから歩き。

中津ハルトも

「アキラ、シホちゃん、また明日ねー」

って言ってるから歩きみたい。







さてとっ。

アタシは中津ハルトをおいでスタスタと歩き始めた


「待ってよー」


後ろから聞こえる声なんか無視無視。