それは、ある晴れた日のこと。




「ほれ。焼きそばパンやるから許してよ。」


「しかたないなあ。ミルクティーをプラスしてくれたら許してあげる。」

今朝
一生懸命つくったお弁当
食べられちゃって、
焼きそばパンだけで許すかっつーの


「わーったよ!購買で買ってくりゃいいんだろ。」


はっはーん

甘い。甘すぎるよ

中津ハルト。


「コンビニのやつがいい。」


「コンビニぃぃ〜?ワっガママ〜。」


ふんっ

「アンタがお弁当食べちゃったからいけないのー。」


「はぁ、昔からそうゆうとこ
頑固だよなー。」


昔から?
アタシ達、今日会ったばっかだし......って、アタシは覚えてないけど、知り合いだったんだっけ。幼い頃。



「頑固で悪かったわね!」

捨て台詞を言ったあと

ふんっ

って、そっぽを向いて見せると

きょとんとしてアタシ達を見てる

シホとアキラ君が居ることに気がついた