「何だよそれ…ふざけんじゃねぇよ。優斗も蓮も傷つけて今更?」 光が壁を叩き、怒鳴った。 恵美はビックリして泣きながら俯いて楽屋を飛び出して行った。楽屋には俺と光だけが残っている。 「お前、優しすぎ。辛いなら辛いって言えば良いのに」 そう言い残すと光も楽屋を出て行った。 辛いって、側に居たいと言えたら…泣けたらどんなに楽なんだろう。