静かに、冷たく体に打ち付ける痛み。 それは体の痛みでは無く"心"の痛みなのだと知った時から俺は愛想笑いすらも出来なくなった。 「…蓮…好き…」 こうやって抱き合ってる時だけは君は好きと言ってくれる。だから…余計に、辛くて仕方ない。 例え偽りでももっと欲しいと願ってしまうから… 恵美の、心まで。