あの後、家に帰った私は

ただただ泣いて泣き腫らしていた

ご飯なんて食べる気も無くて

悪いんだけど、昼ご飯も晩御飯も

結局は食べなかった

そんな時、

携帯が鳴る

「こんな時間に、メール?」

もう夜の10時を回っている

誰だろう?と思い受信の所を見る、と其処にあった文字は

《黒瀬幸人》

思わずばっと携帯を握る

「なっ、なんで黒瀬くんからっ・・・?!」

恐る恐る私は携帯の受信箱を開く、



「・・・」

ポタポタと携帯の画面を涙が濡らす

「どう・・・して?・・・こんなメール、してくれるっ・・・の?」
 




其処に書かれていた文字

それは、私を泣かせるのには十分だった