その日私は結局メールを送ることは出来ませんでした

そして、亜樹に怒られています・・・



「はい・・・ごめんなさい・・・」

「わかったならいいのよ」

「はい、了解しました隊長!」

ビシッと敬礼のポーズで返事をしてみた

「うむ、よろしい」

亜樹は意外にノリがよかった!

そんな事を考えてると 

亜樹が教室の騒がしい所を見て

こう言った

「凄い人気だよね、本当に」

騒がしいのは、黒瀬くんの事が好きな女の子達

本当に、人気だよ・・・




『ねぇ、幸人君?一緒に帰ろうよぉー』

『えぇ~ダメ!!今日は私が一緒に帰るのぉ』

女の子の甘えた感じの声が聞こえてくる

これはいつものこと、なのである・・・



「あの女達よくやるわ・・・」

亜樹の呆れた感じの声

これもいつものこと

「そうだね・・・」

曖昧な私の返事

何もかもいつもどうり




けどこの日は、いつもと少し違った