私は生まれて初めて、恋をしたんだ

とても無愛想な君に

私は高校の入学式の時に君に一目惚れしたんだ

君は、そんな事思ってなかっただろうけど






私は、高校生になれるってことで舞い上がってて

ふと、石に躓き扱けた・・・んだ・・・

「うわぁっ!!!?・・・い、痛いっ」

入学式早々こんな失態を犯すなんて・・・

周りの人はクスクスと笑ってるっ!!

は、恥ずかしすぎるっ・・・

私は座り込んだまま俯いてしまった

「~~////!!!」

もうやだっ・・・帰りたいよぉっ

ぐっと涙を堪えていると

一人の男の子が私に声をかけてくれたんだ

「なぁ、大丈夫か?」

「えっ?」

顔を上げて男の子の顔を見た

其処に居たのは誰がどう見てもきっと、口を揃えて言うだろう

イケメン、と

「っ、は、はい!!だ、大丈夫ですっ」

「なら、いい」

彼は一言、そう言って人混みに消えた