「桜花ちゃんも来て。あそこに秋斗呼びにいかなくちゃ」
「んー。オッケーオッケー」
コンビ二に入り、店を見渡す。
あれれ?居なくない??
「おっかしーなー…いない」
「んー」と唸りながら後ろを振り返ると秋斗が店から出るところだった。
「いたぁ!!」
後ろにいた桜花ちゃんがビクッとしたのが見えた。
いやいや。気付こうぜ?二人とも。
だって思い切りすれ違ってたよ??
まあいいや。早く追いかけなきゃ見失っちゃう(汗)
外へ出て、見渡すと、角を曲がる寸前だった。
「秋斗!!待ってー!!」
立ち止まった秋斗はこっちに振り返った。
「何故桜花ちゃんの横を通り過ぎたのに存在に気付かなかった!?」
「お前らいたの?」
いたの?って…あんた、眼鏡の度あってないって。絶対。
「つーか大輝まだ?」
「そろそろ来ると思うよ?」
つーかそろそろ寒くて死ぬ。
いや、死なないけど。朝よりあったかいけど!!

