本名、鈴原桜花(ｽｽﾞﾊﾗｵｳｶ)。
眼鏡をかけたオタク。
あたしと桜花ちゃんはオタク仲間でもあるんだ。
幼稚園からずっと一緒のあたしの大切な友達。
んで、重要の中身は…
『おっそい？！いつくんの！？』
おお…怒ってらっしゃる…
まさか大輝と桜花ちゃんもう着いてる系？！
い、いかん…後もう少しで着くけど…いかん…
とかなんとか考えてるうちに駅に到着。
とりあえず、返信しとこ…
『To.桜花:今着きました(汗)』
よし、これで大丈夫。
ブーブー
返信早っ！？
いやいやいや。いくらなんでも早すぎんだろ？！
まだ送ってから数秒しか経ってないじゃん！？
恐る恐るメールを見ると『大輝』。
お前かぃっ！？
まぁそんなのいいや…中身を見よう。中身を。
『おせぇよ！まだかよ！』
って、あんたもかぃ！？
よし、今着いたってメールしよう。
ってかなんかだんだん人が増えてきた気がするよーな…
電車降りてきた人たちかな？？
そんなことを考えながらメールを打っていると誰かが「奈々？」とあたしに問いかけてきた。
ぱっと顔を上げてみるとそこには同級生の井上秋斗(ｲﾉｳｴｱｷﾄ)だった。
「おお、秋斗じゃん。どした？」
「どした？って…大輝がこねーんだよ」
「ああ、それなら今メールしてるとこだよ…」
って、アンタもくんのかぃ？！
知らなかったー。
あたしがそういったら秋斗が「ふーん」といいながらフラッと駅にあるコンビニに入っていった。
まさかアイツも知らなかったのか…？
何故アイツがいるんだか…
