嘘と悪魔の愛【実話】



ブーブー



早っ!まじかよ(笑)

アイツ焦ってんじゃねーの?




『To.大輝:マジでしんねーって!』



んー…嘘か?誠か?





あたしは桜花ちゃんに視線を落とした。



「あ゛-」





やっぱ変だよ…絶対に。




と、そんなやり取りをしてるうちに目的地に到着したらしい。



皆ゾロゾロと電車を降りる。あたしも最後のほうに出て行った。



あたしは大輝のところへ駆け寄った。



「ねぇ、ホントに知んないの?」


「しらねーよ!俺いってねーし」



「ホントに?」

「嘘ついてどーするんだよ」



まあ確かに…




ってか本人から聞けばいいのか!




今なら話せるぞ!!


そうと決まれば!と意思を固めたあたしは早足で大輝のところから去って桜花ちゃんの歩く隣に着いた。