まあとりあえず確認のためにメールしてみるか…
誰にって?決まってるじゃない。あたしの目の前にいる人に。
あたしは誰にもばれないようにメールを打った。
『To.大輝:桜花ちゃんにあたしが別れたこといった??』
送信っと。
だって別れたこと知ってるのってこの中ではあたしと徹也と大輝だけだよ?
そんでもって大輝は桜花ちゃんと付き合ってる。
まず最初に怪しむのはやっぱ大輝だよね。
メールが届いたらしく、大輝はこっちに視線をやり「なんだよ!?」って目で見てきた。
いいから返事よこせ、というように睨み付けると急いでメールを打ち始めた。
ブーブー
お、メール来た。
『To.大輝:しらねー!!いってねー!!』
ホントか?むちゃくちゃ怪しいぞ?
あたしがそんな思いを込めた視線を送るとあっちは視線を逸らした。
あ、怪しいんだが…
あたしは再びメールを打つ。
『To.大輝:ホントに?じゃあなんで気を使ってるみたいなの?』
送信。
さあどうするかな?

