それから親はまるで最初から一人っ子のように私を育てた。 でも、蝶が平助に会わせてくれた。 夢で会えて、それが正夢になって嬉しかった。 私は―――― 平助と一緒に居たいんだ。」 「……莱華君はここに居ていいんだよ?ここに居て平助と一緒に居ればいいじゃないか!!」 ッ…… 「私はここに居ていいんですか?」 不安気に聞いた私に近藤さんは笑って 「もちろん、歓迎するさ」