〜その夜〜
「ゴホッゴホッゴホッ…ゴホッゴホッ」
「れいなっ大丈夫?吐く?」
コクン
「はいこれ」
「ゲホッ…オェッ…ゴホッゴホッ」
「ちょっと先生呼ぼうか」
コクン
「ゲホッ…ゲホッゲホッ
オェッ…ゴホッゴホッ
ゲホッオェッ…」
ガラッ
「大嶋さん大丈夫ですか!!」
「さっきいきなり小さい発作が起きたらそのあと三回くらい嘔吐をしちゃって…」
「ゴホッゲホッゲホッゲホッ」
「はい大丈夫だよ。落ち着いて大丈夫だからね」
「ゲホッ…ゴホッ……」
「よしおさまってきたね。」
「ゴホッ……せい…先生」
「なんだい?」
「ゴホッ明日…帰れる?」
「うんれいなちゃんがちゃんと検診に来てどんなに小さな発作でも報告するように約束してくるなら大丈夫だよ!後明日の朝に発作と熱そして少しでも体調がよくなかったら退院は先延ばしになっちゃうけど…」
「はい…わかりました。」
