俺は目に見えることしか信じないで生きてきたが、しずくとの出会いでそういった見解が壊れつつあった
目の前に刺されても死なない女もいるんだから
謎めいた女だが、為男のために流した涙を俺は信じた
「場所はどこだ?」
「…◯×市の桜花ヶ丘」
知らない場所だったので
俺はカーナビに手を伸ばした
位置的には少し遠いが30分もあるば着ける距離だった
雨は少し小降りになってきた
例え晴れたとしても俺の心は一生晴れることはないだろう…
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