「もうすぐ着く、血まみれの服の代わりもある。言っておくが俺はお前の敵じゃない…むしろ命を助けてくれたお前の味方だ」 「安心してくれ」 女はうつむいたままゆっくり首を縦に振る 会社に到着し、車を停め女を事務所に招き入れた 「今変わりの服を探してくるから適当に座って待っててくれ」 (確か俺の別れたかみさんの服がどっかにあったはずなんだが…まさかこんな形でそれが役に立つとは、世の中うまくできている…)