「さすがに今回はお前一人ではきついと思って相棒を用意した」


「入れ」


後ろのドアが開き足音を鳴らしながら一人の男が入って来た。

その男は見るからに今でいういかにも秋葉原。

汚く曇ったメガネ

力もなさそう

シャツはズボンに入れている


人を見かけで判断してはいけないということは、長い人生経験から充分分かってはいたが…彼はちょっと……


シェラはため息をごまかしながら吐き出した…