そんな五右衛門の願いも今のしずくには何も反応もない…何も感じない…涙も枯れ果てまるで人形のよう… 愛する人、愛してくれた人を失う痛みは死ぬまで消えることはない 「平太…今までありがとう…」 冷たい平太にしずくは呟いた 「生まれ変わってまた私を見つけて…私も探すから…」 「私の魂と心はあなたを永遠に忘れることはない」 平太の遺体は桜の木の下に埋めた…