平太はゆっくり膝から地面に着き口からは血を吐き出した


しずくは糸が切れたように叫び平太に駆け寄った


「ねぇ、しっかりして。死んじゃやだょ…ずっと一緒にいてくれるんじゃなかったの…」


「また一人ぼっちは嫌だょ…お願い目を開けて…」


最後の力を振り絞り平太はしずくの手を握りしめた


「ごめんな……しずく…ずっと傍にいてやれなくて…俺…死ぬのかな…まだ死にたくない…」