これから、私と平太の二人で過ごす生活が始まろうとしている この今繋いでる手を私は400年間待ち続けていた 幸せなど遠の昔に忘れてしまった私だけれど、今感じてるのは間違いなく幸せという感情なのだということを私は感じていた 「しずく、俺まだ記憶が戻らないけど必ずお前のこと守る。そして幸せにする…約束する」 平太は照れくさそうに笑いそう呟いた 私もタクシーの運転手も照れて笑ってしまった こんな日常がこれからずっと続いていってほしい 私は胸いっぱい幸せを感じていた