その時だった 五右衛門が動けなくなった金髪の前に立ちはだかった 「ジャック!何してる?邪魔をするな!まさか庇っているのか?」 「しずくさん!コイツを連れて逃げてください!後のことは俺が全部何とかしますから…さぁ早く!」 私は言われるがまま、金髪の肩をとりその場を逃げ出した…何も考えず社長に背を向けた… 「おい、ジャック…どういうつもりだ?なぜあいつをシェラと一緒に逃がした?それになぜお前がシェラの本当の名前を…しずくだと知っているんだ?」