私たちは一睡もしていない…正直疲れていた。


これから先待ち受ける死闘をくぐり抜けるには体力もいる、覚悟もいる。


しかし、落ち着くなんてできるはずもなかったんだ。


時間だけが虚しく流れる中、ただ憎しみだけがその形を大きくしていった


そんな中、社長は服を着替えデスクに座った…


「なぁシェラ…今回の相手はただ者じゃない。俺も同行する。もしかしたら無事に帰って来れないかもしれない…俺の心配はしなくていい…だけど俺たちの仲間を襲った奴だけは必ず殺すんだ…」