私は心に小さくて大きい穴が開いた気分だった。 病院の独特の空気がそれを拡張させる 自分の知らないところで自分に殺されたがっていた人間がいた…それも400年間も。五右衛門の苦悩に心が戸惑った 病院の駐車場から見上げた月はきっとすべてを見てきたのだろう 私の人生を 五右衛門の人生も… この不可思議な繋がりさえも。 教えてほしかったんだ どうすればみんな幸せになれるのか…人間はつくづく誰かに何かにすがりつきたくなるんだ