「平太さん傘ありがとうございます。だけど…あの桜切らないでもらえないでしょうか?」 しずくは神妙な顔で平太に言い寄った しかし、殿の命令は絶対だからなぁ… 平太は急に困った顔になった しずくにとってあの桜がどれ程大切な存在なのかということを知ってしまった今、むげに切り倒すとは明言できなかった 雨はやがていつか止み、雲を切り裂く太陽が、全てを照らしみんなを未来に導いてくれるように俺はこのしずくの未来を光で照らしてあげたかった