「ありがとうございます」 「…あの…名前教えて頂けませんか?」 「平太だ」 「ず太い平和という願いがこもった名じゃ」 クスッとしずくは笑ってしまった 小さな笑いでもしずくにとっては何年か振りの笑いであった 「お主笑うことができるじゃないか、生きてる以上は泣いたり怒ったり笑ったりいっぱい繰り返さないと死んでしまうぞ」 平太は笑いながら言い放った またしずくはクスッと笑った 閉じかけていた世界に一筋だが小さな光が射した瞬間であった