正義を振りかざすわけではないが、自分の手で罪を裁くというエゴイズムに近いものがあると思った… しかし、しずくの手は血に染まってはいけない… 手を汚すのは俺一人で充分だから… 大事な人が生まれ変わってまた逢えた時、人殺しの女を抱きしめて愛してはくれないだろう 「俺が言うのも何だが、お前はいくら悪い奴でも人は絶対殺すなよ…俺みたいにだけはなるな。」 お前には明るい未来が待ってるはずだから… しずくは遠くを見ていた