「長谷川さん、
化粧ダメ、スカート短い、髪は染め直しなさい。
いつも言ってるでしょ?」

ババァ…
黙れ。

…たしか…
国語の教諭だった気がする。
未だにべらべらべらべら喋るババァ。
うぜー……

「はいはい。
わかりました、わかりました…

…お前も化粧濃すぎ。
あたしより濃くね?」

濃い紫のアイライン。
白髪っぽい頭。
みすぼらしい膝下スカート。

また喋るか…

「わかった。わかったから…

ほら、センセー…授業始まりますよー」

「あら…ほんと…」