朋也side

「言ったのはな・・・・。」

「なに???」

お、やけに大人しいじゃないか・・・。
じゃなくて・・・・・。 

「俺が、マンガみたいな恋愛教えてやるよ!って意味!!」

どうよ!びっくりしただろ・・。
余裕満々の俺を見て驚いているのか、南は全くしゃべろうとしなかった・・・。

そのせいなのか?分からないけど、俺もしゃべらなかった・・。

いや、しゃべれなかったじゃなく、しゃべれなかったんだ・・・。

この空気を、こわしちゃいけない。そう思ったんだ・・・。

ただ、外 の車の音だけが俺たちの間に、ながれた。






そんな、空気を破ったのはお袋だった・・。

「2人とも~早く来なさい~。ケーキあるよ~!」

やば!この状態で、南ってうごけるか??

そんな時だった・・・

「朋也・・・。私、付き合う・・。朋也と・・。」

え?マジで!!よし

「ありがとう。!!」
でもなんでだ???????
ま、いいか!

「今何で?っておもったでしょ!」

う、ぎくり!
すごいです!南!

「なんでだ???」

「だって、顔がそうだったもん!」

俺って、分かりやすいのか????

「あ、そうなのか?」

「うん。」

「てかさ、じゃあ逆に何で???」