「よぉ。 急に出てきたな。 まぁいつもだけど」 渦巻から出てきたら ジャスト巧の病室だった。 「死ね」 「はぁ!?」 「うっせぇ、死ね」 「急に出てきた と思ったらそれかよ!?」 「黙れ死ね!!!!」 私は巧の首を掴みかかった。 ―が、すり抜けて私はよろめいた。 私はベッドの上に座り うつむく。 「なんかあったのか?」 「……」 うつむいているけど ふわぁっとぬくもりを 感じる。 感じるはずもないぬくもり。 私は頭を撫でられていた。