「わしが持っている
このパソコンはサユリが
作ってくれてのぉ。
高性能なんじゃ。
下界の困っている人は
もちろん、今じゃ
自殺志願者の位置も
把握できる」
信長はデスクに置いてある
大きなノートパソコンを
ゆっくり撫でる。
「これで意味がわかったかい?」
この人は私が生きている時から
ずっと見ていたって事か…。
「自殺したものが
ここに来たのは
正直驚いたよ。
まさか“お助け隊”として
選ばれるなんてね」
これは必然にしか思えない。
「“これは必然にしか思えない”」
!?
「最近じゃ自殺の率が
増えるに増えている。
地獄にいる指導者から
直々と申し出が来た。
“自殺を止めてくれ”と。
わしはこの仕事をお前に
頼むしかないと思った。」



