「わかった。 おもてなし劇団に 入るよ。」 「え、っと そういう事じゃなくて…」 少年が気まずそうに言った。 「なると言って なれるもんじゃないんです。 上の人がその人に合った 職を与えてくれるらしいです。」 「上の人?」 「神に近い人間だ」 教皇か。 天国だからと言って 宗教チックな話は キライ。 「君にもすぐに 君に合った職が 見つかるよ」 私はそれから 逃げるために 死んだような ものなのに。