「僕、おもてなし劇団に 勤めてるんだぁ。」 「何その面白い名前」 「君も見たことあるでしょ? 最初に天国に来た時に サーカス団が迎えてくれたの」 「あー、あの不謹慎なの」 彼は苦笑する。 「やっているほうは ちゃんとした職として やっているんだけどね」 「ふーん」 「僕、最近、職に 就いたばかりで 一番下っぱだから。 怒られるのは いやだなぁ…。」 「バックレれば いーじゃん。」 「それはダメだよ」