いててて。 いや、あんまり 痛くはない。 地面に落下した と思ったら なんだか古びた 馬車の中に 落ちたみたい。 周りには段ボールに 詰めてある野菜や肉。 食料か。 目の前では少年が 私を背にして馬を操っている。 私には気づいてないみたい。 「ねぇ」 「うわっ!!出たぁぁぁ!!!」 え、何がよ。